2019.9.4
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不動産投資

20代からの不動産投資は果たしておすすめ?

(写真=LookerStudio/Shutterstock.com)
(写真=LookerStudio/Shutterstock.com)
20代という若手の中にも不動産投資を行っている人はたくさんいます。しかし不動産投資を初めて行う人にとっては、分からないことが多く及び腰になってしまう人も多いのではないでしょうか。では、20代から不動産投資をすることはおすすめできるのでしょうか。本稿では、20代の人に向けた不動産投資について説明します。

20代からの不動産投資

20代は、もはや子どもとは言えないけれども、30代のような成熟した大人とも言い切れない過渡的な年代です。20代は無限に近い可能性が広がり、なんでもできる年齢だということもできます。一方で、「人生100年時代」と言われる現代にあって、現役世代を中心に、結婚、子育て、教育、老後資金など、お金に対する不安が広がっているのも事実です。これからの長い人生とそれに伴う支出の増加、さらには公的年金への不安を考えたときに、将来に対する備えとして資産運用の必要性は一層増していると言えるでしょう。

株式投資や投資信託、実物投資など、資産運用にはさまざまなものがあります。その中でも不動産投資は老後の資産形成に向いた投資です。いわいる金融商品とは異なり、現物資産を持つという事業的な側面もあるため、一つの経験になるとは言えるでしょう。

20代ならではの強みとは

不動産投資はマンションという現物を運用する事業的な面もありますが、同時に投資でもあります。株であれ、国債であれ、投資は時間を味方につけるほど安定性が増すことが特徴です。そして20代の一番の強みは時間がたっぷりとあることです。ローンを組んだとしても、定年までの期間が長い分、毎月の返済額も少なく済むことになります。

しかし50代ではそうはいきません。例えば3,000万円の物件を購入するために、金利3.0%、頭金300万円で不動産ローンを借りて、65歳で定年退職するまでの15年間で返済するとなると年間の返済額は約223万円になります。一方で25歳であれば、定年に達するまでに40年間もあります。3,000万円の資金を同条件で借りて35年で返済する場合、年間の返済額は約120万円となり、月々の返済額は約10万円になります。ローンは家賃収入から返済し、60歳でローン完済後には物件収入のほとんどがそのまま「私的年金」代わりの収入源となります。

では、早ければ早いほど不動産投資は良いのでしょうか。

20代の不動産投資で気をつけたいポイントとは?

不動産投資は年齢が若いほど良いとも言い切れません。なぜなら20代からの不動産投資のポイントとして気をつけたい面があるからです。

まず1つ目として挙げられるのはやはり経験の浅さです。20代はまだ投資経験が乏しく、短期間で儲けることに目が向いてしまうこともあります。しかしそうなると、利回りの高い中古物件などに興味をそそられてしまい、結果として入居者が入らず、売るに売れない失敗物件を保持してしまうおそれも否めません。

また20代はまだまだ年収が低い年代です。年収が低い場合、ローンの審査などもやや厳しくなる可能性もあります。逆に運用がうまくいきすぎて次々と物件を購入してしまい、その結果、結婚や持ち家の購入など、後のライフプランニングに支障をきたすおそれもあるでしょう。そのため20代からの資産運用はあくまでも堅実に、収入が増えたらその余剰資金を考えながら上手に運用していくことが求められます。

20代は不動産投資の助走期間

20代の不動産投資をけっして否定するものではありません。不動産投資はさまざまな投資の中でも手堅く、老後の生活を支える人生の礎ともなり得るものです。とくに立地が良く、設備も充実した安心できる物件を購入するとなると、金額もそれなりに高くなってきます。

このような投資ですので、20代が本当に良い物件で不動産投資を始めるとなると金融機関の審査を厳しくなる傾向がありますし、審査を通った場合でも金利が高くなりがちです。だからと言って安い物件を買うのは大きな損失を被るおそれも出てくるため、おすすめできません。

不動産投資をしたいと思うのであれば、20代は助走期間。そう割り切ってしまうのも一つの手です。たとえば20代は仕事に邁進しながら生活を安定させ、そして30代に入ると同時に物件を購入し、さらに良い物件と感じたのであれば、それをさらに買い増していく。そうすることで20代に生じがちなリスクを回避しつつ適正な金利で、良い物件を数多く持てることにつながるのではないのでしょうか。
 

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