2019.10.31
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資産運用

生命保険に加入するなら相場はいくら?ケース別に掛け金の例も紹介

(写真=Valeri Potapova/Shutterstock.com)
(写真=Valeri Potapova/Shutterstock.com)
家族のため生命保険への加入を検討しているが、いくらくらいのものにすればいいのかわからない……そんな人のために、掛け金や受取額の相場を紹介します。一口に生命保険といってもさまざまな種類があるので、選択肢を広げて見てみましょう。

年代別支払保険料の平均

公益財団法人生命保険文化センターの2018年度版「生命保険に関する全国実態調査」によると、個人年金保険を含めた世帯の年間払込保険料は平均38万1,700円でした。ひと月あたり約3万1,800円を支払っているといえます。必要とされる保障額や加入時の保険料は、年齢によって変わります。次の表は、世帯主の年齢による年間払込保険料を12ヵ月で割ったものです。
 
<世帯主の年齢別 月額保険料の平均>
世帯主の年齢 年間平均払込保険料 月額保険料
~29歳 23万3,200円 1万9,433円
30~34歳 29万7,500円 2万4,795円
35~39歳 37万9,900円 3万1,659円
40~44歳 34万4,500円 2万8,712円
45~49歳 42万6,800円 3万5,565円
50~54歳 48万2,600円 4万213円
55~59歳 45万3,300円 3万7,774円
60~64歳 43万8,900円 3万6,573円
65~69歳 33万8,500円 2万8,206円
70~74歳 29万8,800円 2万4,900円
75~79歳 35万2,500円 2万9,375円
80~84歳 29万4,800円 2万4,564円
85~89歳 36万4,900円 3万406円
90歳~ 22万4,600円 1万8,713円
(公益財団法人生命保険文化センター 2018年度「生命保険に関する全国実態調査」のデータにもとづき、作成)

この表は加入の実態を表しています。この中には、特に必要性を吟味することなく付き合いで入ったような保険も含まれているでしょう。そのため現在支払っている保険料がこの金額よりも低いからといって、それだけで不安になることはありません。生命保険の加入を検討したり見直したりするときは、まず自分の世帯における必要な保障額を知ることでムダがなくなります。

家族構成や日々の生活費は人によって違うので周りに合わせる必要はありません。平均値は、他人と比べて払い過ぎていないかなどを、ざっくり確認するために使ってください。

ケース1 子育て世代の定期保険

個別に生命保険の例を見てみましょう。保険料は保険の種類や保障額、加入年齢、喫煙の有無などによって異なります。ここでは掛け捨て型の収入保障保険に30歳で加入したケースを想定します。例えば加入者が亡くなった後、受取人である配偶者が60歳になるまで月額10万円ずつ支払われる年金支払5年保証タイプ場合、保険料の相場は月額2,500円前後です。

もし加入者(受取人と同い年)が35歳のときに亡くなったとしたら、合計の保険料は5年間で約15万円、受取額は25年間で約3,000万円となります。

ケース2 定年間近の貯蓄型保険

50歳で貯蓄型の生命保険に加入したら保険料はどれくらいになるでしょうか。保険金額500万円、健康な人が終身払いで加入すると月額1万2,000円前後になります。

番外編 マンション経営

マンション経営は生命保険とよく似た性質を持っています。なぜなら団体信用生命保険をつけると死亡や高度障害などの際に、ローンの負担がなくなるからです。収入保障保険に加入した場合と不動産投資をした場合を比べてみましょう。例えば都内に3,000万円のワンルームマンションを30年ローンで買い、家賃収入は毎月12万円、毎月のローンの返済は11万円、管理費などの経費が2万円かかるとします。差し引き毎月1万円が費用負担です。

ケース1と同様に30歳で始め、35歳で亡くなった場合を想定します。5年間の持ち出し合計は1万円×60ヵ月で60万円です。以降は団体信用生命保険によってローンの返済が免除されるため、家賃収入から経費を引いた10万円が遺族の収入になります。遺族が毎月受け取る収入は同じですが、費用の負担が大きい分、マンション経営が少し不利に見えるかもしれません。

しかし60歳以降になると状況が変わります。なぜなら支払いが止まる収入保障保険と違ってマンション経営は家賃収入を毎月受け取ることができます。費用負担の差は42万円ですから約5ヵ月で回収できます。売却すれば1,000万円以上にはなる可能性も高く費用負担の差を大きく上回るメリットがあります。ケース1の場合、60歳まで何もなければ保険金の支払いはありません。

しかしマンション経営の場合、ローンを完済した後もマンションが残ります。これが掛け捨て型生命保険との大きな違いです。ケース2と比較してもマンション経営が有利なことは変わりません。マンション所有者がいつ亡くなったとしても、生命保険と比べて費用は下回り、遺族の収入は上回ります。例えば10年後に亡くなったとしたら、生命保険の場合、保険料は144万円、保険金は500万円です。

一方、マンション経営は持ち出しが120万円、遺族に残るマンションの価値は2,000万~3,000万円くらいになるでしょう。

生命保険の選択肢にマンション経営も!?

生命保険の保険料月額は平均3万1,800円です。マンション経営はより少ない費用負担で、より大きな資産を残せる可能性があります。保険の加入を検討する際には、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
 

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