2019.10.8
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資産運用

ライフプランに合わせる、生命保険と見直しの必要性について

(写真=MONOPOLY919/Shutterstock.com)
(写真=MONOPOLY919/Shutterstock.com)
生命保険の加入率は約8割といわれています。がんなどの成人病をわずらったり、事故に遭ったりするなど、自分の未来は誰にもわかりません。この不安を払拭するためには生命保険へ加入することも一つの選択肢です。一方で同じ保険に加入し続けると必要以上に保険料を払いすぎになるおそれもあります。では、加入のタイミングと適切な見直しの時期とはどのようなものでしょうか。本稿では生命保険の加入と見直しの必要性について考えてみます。

生命保険の加入率とチェックの時期

公益財団法人生命保険文化センターの「平成30年度生命保険に関する全国実態調査(速報版)」によると、2018年度の生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は88.7%にのぼります。月々の保険料は長期的な視点で考えると、決しておろそかにできる金額ではありません。だからこそお金の面から堅実に人生設計を考えるのであれば、生命保険の見直しは必須です。

人生にはさまざまな節目があります。そのような時期が訪れた際、加入済の生命保険についてチェックすることがおすすめです。例えば結婚した場合は、独身時とお金の扱い方が大きく変わってくるため、生命保険の受取人を両親から配偶者へと移すことも一案といえます。また子どもが産まれた場合は大学を卒業できるまでの費用を考慮して学資保険に加入することも良いでしょう。

ライフイベント時に保険の見直しを行うことは今後の家計の安定につながります。では具体的に保険の見直しはどのようなタイミングで行うべきでしょうか。

生命保険を見直すタイミングとは

生命保険を見直すタイミングは将来起こる可能性のあるライフイベントから考えることが有効です。例えば独身時と結婚後では将来に必要な費用が大きく異なります。また子どもの有無や持ち家・自動車の買い替えなども資産形成を大きく左右する要因の一つです。

見直しのタイミングの一例

一例として、まず就職時に生命保険に加入したとしましょう。親元から独立し単独で生活をするため、大きな病気や事故などに備えるためのリスクヘッジとしての加入です。

・結婚
最初に訪れる生命保険の見直しの時期は結婚でしょう。より適切な生命保険へ切り替えるために、単身から配偶者との共同生活に入る際には、お互いの生命保険の契約内容を確認して情報を共有します。さらにお互いに「どのようなライフプランを考えているのか」など、収入や働き方などに合わせて保険の見直しを行うことが必要です。

・出産と進学
次に訪れる大きな節目は子どもの出産や進学です。「子どもが産まれた際、成人までにいくらかかるか」を考慮すると、それに合わせた生命保険の必要額が把握できるでしょう。子どもは出産してから大学へ進学するまでの成長の過程で多額の費用が必要です。文部科学省の発表によると子どもの学費は、幼稚園から大学まですべて公立の場合でも約987万~1,083万円、すべて私立であれば約2,286万~2,453万円となっています。

出産後は子どもの進路に合わせた保険に加入することが必要です。しかし万一の際に必要な保険金の給付額は子どもの進学に伴って次第に目減りしていくことになります。このため子どもが中学・高校・大学・独立といったライフイベントの節目に生命保険の見直しを図ることは家計の節約に有効に働くでしょう。

・持ち家の取得
単身者・既婚者のどちらでも持ち家を購入する際には住宅ローンを組む人が大半でしょう。住宅ローンを組むときは、同時に団体信用生命保険に加入することが多い傾向です。団体信用生命保険は契約者に万一の事態が起きた際、残債を保険金で一括して返済する役割を果たします。

加入の前にシミュレーションを

ライフステージに合わせて生命保険の契約内容は見直しが必要です。就職や転職、結婚など、人生にはさまざまなライフイベントが訪れます。ライフイベントの節目にしっかりと生命保険の見直しを図ることで必要な保障の確認にもなるでしょう。また見直しを行うことで無駄な保険料を抑えることも期待できるため、結果的に家計の助けにつながります。
 

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