2019.2.25
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資産運用

資産運用初心者におすすめ?「つみたてNISA」で多忙でもほったらかし投資

(画像=Aaron Amat/Shutterstock.com)
(画像=Aaron Amat/Shutterstock.com)
資産運用と聞くと、「難しい」というイメージを持つ人がいるかもしれません。しかし最近では、国民のお金を投資に向けてもらうために、国は「つみたてNISA」という制度を作りました。つみたてNISAを使って投資すると税金の面で優遇されることもあり、幅広く一般投資家の参加を呼びかけています。

今回は、資産運用初心者の方を対象につみたてNISAがどういった仕組みなのか、メリットとデメリットの両面をお伝えします。

多忙な会社員でも「つみたてNISA」で手軽に資産運用

資産運用に興味を持ったとしても、知るべきことが多すぎてうんざりしてしまう人も多いのではないでしょうか。株式投資をするにしても、会社の事業や財務情報、チャートの見方などを知らないと投資すべき会社を見極められません。不動産投資をするにしても、物件の探し方や不動産会社との関係構築、融資の交渉などするべきことがたくさんあります。初心者が本格的に資産運用に取り組むには、越えるべきハードルが多すぎるのです。

そうした資産運用初心者を対象に2018年からスタートしたのが、つみたてNISAです。一般的には、株式や投資信託を始めとした金融商品に投資を行った場合、手に入れた利益の約20%を税金として徴収されるルールになっています。しかしつみたてNISAを利用すれば、つみたてNISA専用の口座で得られる利益が非課税(税金がかからない)となります。

つみたてNISAの非課税枠は年間40万円までであり、それほど大きな金額の買付を行えるわけではありません。しかし少額からスタートでき、非課税期間を最長20年(2037年まで)設けられます。少額かつ長期の積立投資に適していることから、つみたてNISAは資産運用初心者や若者にも利用しやすいと考えられます。

つみたてNISAのメリットとデメリットを理解しよう

つみたてNISAのメリットは、手間がかからないことです。忙しい会社員でも、一度つみたてNISAで買付金額や頻度、商品(投資信託)を決めてしまえば、後は決められた時期に自動的に買付を行うことができます。その都度金融機関のWebサイトにログインして作業しなくてよいので、資産運用に必要だった手間が必要なくなります。

また非課税のメリットについても、具体的に理解しましょう。もともと課されるはずだった約20%の税金が存在しないので、この分だけ利益が大きくなるということになります。20%というとそれほど大きく感じないかもしれませんが、仮に利益10万円であれば2万円、100万円であれば20万円を取られずに済むと考えると、その価値が実感できるのではないでしょうか。

また、つみたてNISAでは、投資対象商品が長期の積立・分散投資に適したと金融庁が認めた一定の投資信託・ごく一部のETF(上場投資信託)に限られています。投資できる商品が限られているのはデメリットのように思えるかもしれませんが、「商品選びに迷わなくて済む」「品質の悪い商品を選ばなくて済む」という2点を踏まえると、実はメリットと言えるでしょう。初心者でも、ある程度長期・分散投資に適した商品を比較的簡単に選べます。

一方、つみたてNISAにもデメリットはあります。それは、つみたてNISAを利用しても利益が出ない、それどころか損失を出す可能性があるということです。預貯金のように元本保証(損失は出さない)ではありませんから、バブル崩壊後やリーマンショック後のように株価が下落したときには、つみたてNISAを利用していても損失を出すでしょう。

つみたてNISAは長期投資に向いていますから、一時的に価格が下落しても売却せず、我慢して保有し続けるという選択もあります。

つみたてNISAの商品の選び方

前述の通り、つみたてNISAでは投資対象商品が限られています。投資信託だけでも数千本あるとされる中で、金融庁が認める商品は162本(ETF含む 2018年10月31日時点)しかありません。投資信託とごく一部のETF以外には投資できないことを考えると、本当に限られた商品しかありません。

ただし、それでも初心者が全ての商品の情報をチェックするのは大変です。商品選定の基準としては、「投資対象は何なのか」「インデックス運用(パッシブ運用)なのかアクティブ運用なのか」という2点が挙げられます。

投資対象とは、要するに投資信託が株式・債券・不動産などどれに投資しているのか、あるいは日本・先進国・新興国のいずれの地域を対象としているのかということです。一般的に株式はリスク(価格の変動幅)やリターン(期待できる利益)が大きくなる傾向にありますし、日本や先進国より新興国はリスクやリターンが大きくなる傾向にあります。

リスクが大きくても高いリターンを目指すのであれば「株式&新興国」という軸で選べばよいでしょうし、リスクを小さくしたければ「債券&日本ないし先進国」などが考えられます。

次にインデックス運用・アクティブ運用とは、運用手法を指します。「日経平均株価」や「ダウ平均株価」など、いくつかの企業の株価の平均値をとった指数(インデックス)と連動するような運用を目指すのがインデックス運用、逆にファンドマネージャーの裁量で高いリターンを目指すのがアクティブ運用となります。

ファンドマネージャーを選びたいのであればアクティブ運用となりますし、よくファンドマネージャーの選び方が分からないならインデックス運用となります。つみたてNISA対象商品のうち、インデックス運用が9割弱を占めています。

初心者はまずはやってみることが大事

つみたてNISAについて解説してきました。投資対象商品は長期の積立・分散投資を目的とした商品ですから、少額で運用してみて経験してみることも良いでしょう。投資初心者の方はまずは試してみて投資がどのようなものなのか体感してみることも良いでしょう。少額でチャレンジできるものから始めてみて、他の金融商品についても徐々に勉強していくことをおすすめします。

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